ドナルド・トランプという人は…。

今年は“サプライズ”の年でした。
言わずと知れた、ブレクジットと今回のアメリカ大統領選挙です。

二大サプライズには共通点がありました。
どちらも『絶対×××だ!』という下馬評を、悉く裏切る結果になったところでした。
日本から遠く離れた外国のこと(勿論日本とは無関係ではないとは思ってますよ)。
傍観者として見ることが出来たのかもしれません。

新聞もテレビのキャスターも総じて
   「間違いなく×××になります!」
と何百回も連呼していました。
それを聞く度に「その“根拠のない自信”って何なの?」と感じていました。
これって、私だけ?

もし私がイギリスやアメリカの国民だったとして、
下馬評の方に賛成だったとします。
そしてこの“根拠のない自信”を聞き続けていたら、
「まァ、私一人投票に行かなくたって問題ないんじゃないのォ?」
と思うと思うのです。
   結構、そんな人多かったんじゃない?
今後は“逆洗脳”的な報道は止めた方がいいんじゃないでしょうか?


さてドナルド・トランプ氏ですが、もしかしたら
   『ハリウッド映画の中の大統領』
を思い描いていたんじゃないでしょうか。
『ホースインワン』のハリソン・フォードはテロリストに打ち勝つし、
アジアに軸足を置く必要もなかったし。
自分の行動がアメリカの行動になるんだと・・・。
段々、現実の大統領が近づいてきて、急に紳士的になったのでは・・・。

“敵”はアメリカ国内にいるヒラリー・クリントンさんではなく、アメリカの外にいる大国です。
既に幕は上がっています。
どうか謙虚な気持ちで、四年間を乗り切ってほしいものです。